おひとりさま(相続人が誰もいない方)の相続財産はどうなるかご存じですか?
実は、最終的には国の財産になると定められています。
自分が一生懸命作り上げてきた財産が国のものになるのは嫌だという人もいらっしゃいます。
ということで、今回は、おひとりさまの相続準備についてまとめました。
相続財産の行方
相続人がいない場合、財産は国のものになります。(国庫に入る)
生きているうちには税金を取られ、亡くなった後に財産を全部取られるのは嫌ですよね。
遺贈を考える
国に取られるくらいなら、誰かに譲るのも良いのではないでしょうか。
遺言によって遺贈しておけば、自分が指定した方に遺産を残せます。
遺贈の相手は誰でもよく、内縁の妻やお世話になった方でもかまいません。
寄付を考える
NPOや財団法人などに遺贈寄付をするという方法があります。
例えば
「将来を担う子供たちの教育に充てて欲しい」
「満足な医療を受けられない国に寄付したい」
という考えがあるようでしたら遺言で対処することができます。
注意点
遺贈も寄付も亡くなった後の話なので誰かに実行してもらわなければなりません。
ですので、遺言書に遺言執行者を指定しておきましょう。
また、亡くなった後の死亡届、葬儀の手配など様々な手続きについても誰かにやってもらわないといけません。
そのような場合は、専門家と死後事務委任契約を結んでおきましょう。
契約した専門家が亡くなった後の手続きを全て実行してくれます。
まとめ
おひとりさまの場合は、亡くなった後に手続きを実行してくれる方がいるかが重要になります。
当事務所では、相続対策や相続手続きをワンストップで対応できるサービスを提供しております。
お困りの際はお気軽にご相談くださいませ。